海外でとても大事なことは『何が起こってもイライラしない』と『パスポートをA4クリアファイルにぶち込まない』
こんばんぬ。ショーリです。
2015年9月5日。ついにカナダに向けて旅立ちました。
私の最終目的地はハリファックス(Halifax)というカナダの東の果て。
成田から直通便なぞ出ておらず、どこをどう足掻いたって国内で2回の乗り継ぎが必要な場所。
その時一番安かった航空券はJALから直接買った
成田→バンクーバー→カルガリー→ハリファックス
という見ただけでも乗り継ぎがどえらいことになってる航空券。トロント経由がよかったんだけど、それはまぁね、価格がさらに跳ね上がるというか・・・。
そんなことを考えつつ航空券を購入。
が、しかし、買う前に一つとても不安になる個所を発見。
バンクーバー着 9/5 12:05
バンクーバー発 9/5 13:34
乗り継ぎまでに2時間切ってる・・・?
エージェントで私を担当してくれた相葉さん(仮名)が教えてくれた情報では、『バンクーバーのイミグレーションオフィスは2時間待たされると思ってください』とのこと。
他の情報サイトかき集めても、今までの経験でイミグレが1時間で終わった人なんて誰もいない。
乗り継ぎ失敗覚悟でこの飛行機のチケットを買え
ってことですかねJALさん!?
不安になり出発前に何度かJALのオフィスに連絡(とても迷惑)
そして毎回
「乗り継ぎに必要な最低の時間は確保できている、としてこちらもチケットの販売をさせていただいております」
とクリス智子ばりにいい声のお姉さん方に同じ回答をされる。
ですよね!?ですよね!?
知ってますけどこの90分っていう時間制限で乗り継ぎ成功した事案一つも見つかってないですけど!?
そんなこんなで不安だらけで降り立ったバンクーバー国際空港。
結論から言います。
予定の飛行機乗れませんでした☆
バンクーバー国際空港のイミグレーションオフィスですが、窓口10個以上あるけど、担当の人だいたい2~3人しかいないですからね。
私の時は、成田着の前の便がインチョン国際空港からの便だったらしく、イミグレオフィスは韓国人がいっぱい。だいたい一人10~20分かかってるみたいで大変そうでした。
日本人は他の国に比べて圧倒的にビザ出してもらう速度は速いです(私は2時間待って2分ちょいで完了しました。私の後に呼ばれた日本人のお兄ちゃんも、瞬殺でビザ貰ってました)
後日その話を学校ですると、日本人はやっぱりすげー待たされて秒速でビザ発行されたって人が多かったので、うちの国はなんか凄いみたいです(ざっくり)
さて、散々待たされた挙句、秒速で出されたビザを片手にラゲッジを取りに向かう。
・・・出てきてないだと?
2時間たってるのに私のラゲッジが出てきてないだと!?
待つことさらに30分。やっと出てきたポケモンのステッカーがわんさか貼ってある私のラゲッジ。
自分のせいじゃないのに飛行機乗れなかった悔しさが物凄くこみ上げてきて、到着早々悔し泣きしながらWEST JET(乗り継ぎ便)のカウンターへ。
我『すいません、10分前に飛んじゃったフライトに乗る予定だったんだけど、いくら追加料金払ったら次の便に変えられますか?』
W『えーっと、あら。それ、学生ビザ?イミグレーションオフィスで待たされた?』
我『あ、はい・・・あとラゲッジも全然出てこなくて・・・』
W『よくあることなのよねーそれ。4時16分の便に空席あるからこれで搭乗手続きしちゃうからね』
我『え?あの、お金は?』
W『だって別にあなたの失敗じゃないもの、お金はいらないわよ』
にっこり笑うカウンターのカナディアンが女神様に見えました。
無事、乗り継ぎ便確保!
安心してお腹が空いた私はフードコートでカナダ名物プーティーンを食らう。
それからふらふらと空港を巡りながらいざカルガリー行きの飛行機へ搭乗。
と、カバンのポケットを確認したところ、パスポートがない。
え!?嘘マジで!?パスポートどこ!?あれ?さっきビザと一緒にファイルに入れた!ビザある!パスポート・・・ない!!!!
イミグレーションオフィスの遅さや、出てこない荷物、乗り継ぎ確実にできない航空券でひやひやしてた怒りのせいで、手荷物をとんでもなくガザツに扱っていた私。
結果のパスポート紛失 in バンクーバー国際空港。
我『あの・・・パスポート見てないですか?赤の日本のパスポート』
W『え?なくしたの?どこで落としたか覚えてる?』
我『ううん・・・空港なのは確実なんだけど、下のラゲッジカウンターか、この辺り』
W『オッケー、巡回してるスタッフに聞くから待ってて。チケット見せて、あとパスポート以外の身分証』
WEST JETのお兄さんは慌てるでもなく冷静に私のパスポートを探すための準備をしてくれる。申し訳なさ過ぎてまた泣く。
『あのー・・・』
我『はい・・・』
『これ、もしかしてあなたのパスポートかしら?』
声をかけたのは空港警備のお姉さん。手元には私の赤いパスポート。
『ぞう゛でず!!!!』
『イミグレーションオフィスの近くに落ちてて、聞いたらカルガリー行きの便でハリファックスまで行くとか?あなたがそう?』
『ぞう゛でず!!!あ゛り゛がどう゛ござい゛ま゛ず!!!』
大号泣する私。笑顔で『じゃあカルガリーへの搭乗手続きしようか』と言ってくれるお兄さん。よかったわね、バンクーバーじゃなかったらなくなってたわよアッハッハという知らないおばさん。
私が全部悪いのに、呆れた顔もせずによかったねと言ってくれるカナディアンがたくさんいて、なんか私この国でやって気そうな気がする・・・。と根拠のない自信が湧いてきた。
そこからは順調にカルガリーからハリファックスに向かい、9月7日の朝、無事にハリファックス国際空港に到着。
ひとり海外ドあたまで学んだことは
『何が起きても決して慌てない、怒らない』
『絶対にパスポートをA4のクリアファイルにぶち込まない』
これさえクリアできればあとは何とかなるんだな、と心底思っています。
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