アラサージャニヲタ海を渡る

アラサージャニヲタがワーホリを決行。果たして海外でリア充生活とヲタ活を両立できるのか!

朝の東京メトロは戦場だとこの年になって学ぶ。

お久しぶりですショーリです。

まだこのブログ読んでくれてる人いんのかなって思ってますが、再び気が向いてきたから書きはじめようと思っているので何卒。

 

楽しい海外生活から現実世界に引き戻されて4ヶ月。毎日働いております。

5月から都内にある総合病院の食堂で調理師としてお仕事する毎日です。なんでかな、結局キャリアチェンジできなかったわ。

ですが今はいち会社員としてここに所属してるので、なんか書くときに職業欄に迷わず『会社員』って書けるのが嬉しいです。

幸いなことに上司にも先輩にも恵まれているので、今のところ精神衛生面は全く問題なく楽しく働いております。

問題はフィジカル。

早番だと朝6時過ぎからの出勤なのですが、埼玉の片田舎に住む私には、いくら始発に乗ろうと不可能な勤務時間。

募集要項の勤務時間は9時18時だったので、都内だけど全然問題ないじゃん、と思い応募し、面接。

面接の時のも『早番できません』とは言ったものの、やはり人手不足のこのご時世にこの業界。

始発(朝5時半)に乗って1時間半かけて出勤してる早番。

・・・パースと一緒じゃね?ていうかパースより早くね?

今は職場の上司と共に私が早く埼玉を脱却し、再び自立した生活を取り戻すまでの作戦を一生懸命たてているところ。

 

そんな楽しい(苦しい)病院勤務、今月はどうやら海外からの研修医さんを受け入れているらしく、先週ぐらいから英語のネームを下げたお医者さんがよく食堂に現れます。

この間の勤務終わり(早番勤務は16時で勤務終了。お店は引き続き営業中)に着替えているところでパートさんに呼び出される私。

 

「ショーリさんまだいる?」

「いますいます!今出ます。なんか私忘れてました?」

「違う!英語喋る先生きちゃった!宜しく」

やってきたのは研修医さん2人組。

『いらっしゃいませー。どうしましたー?』

『あの僕ね、どんぶり頼んだの』

『どんぶり?今日もう完売してますよ。うどんならあります』

『あ、うどんはね、彼が頼んだ』

運ばれてくるうどんとカレー。おいおい、どんぶりってカレーかよ。

『これで全部?』

『あの、ミニカレー食べたいんだけどありますか?』

『ありますよー。お支払い現金のみですがよろしいですか?』

『もちろん!』
『じゃあ100円ですね』

『これいい?』←出てきたのは大量の10円玉。

『うぇへ。いいですよーって、90円しかないっす』

『あ、あのこれは同じコイン?』

『それは5円玉ですな。同じのもう1枚あったらお支払い可能ですよ』

『あ、あった!じゃあこれで!』

『ありがとうございますー。お二人ともセットですので味噌汁お持ちくださいねー』

『やったね。あ、明日はカレーの単品食べに来ます』

『わかりましたー!あ、お二人ともセットのお支払いこちらでお願いします』

 

笑顔で去っていってくれたお医者さん。

私も久しぶりに英語を使って楽しくなり、ニヤニヤ。

ふと配膳レーンを見るとパートさんたちがニヤニヤ。オーディエンス増えてね?

 

「ショーリちゃんホントに英語喋れるのね」

「かっこよかったわよ~」

嬉しいっす。だけどな、海外に1年半もいて喋れなかったらそれはそれで恥ずかしいんだよワトソン君。

そんなこんなで帰国後初めて人前で英語を使う出来事があった職場。向こうで接客の仕事してて良かったと実感しました。

キャリアチェンジは出来なかったけど、なんか面白い仕事が出来そうな会社なのでしばらくお世話になりたいと思ってます。